MC付き演奏動画第1弾ご紹介!同じ日に初演された2つの名作
こんにちは。緊急事態宣言が全国に拡大されて初めての休日でしたが、お変わりなくお過ごしでしょうか?
さて、先日YouTubeにアップロードした、MC付き演奏動画の第1弾を、本ブログでもご紹介いたします。第1弾は、ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌです。
この曲は1899年、ラヴェルがパリ音楽院在学中に書かれたピアノ曲。のちにラヴェル自身によってオーケストラ版も編曲されました。
”パヴァーヌ”とは何か?この曲の成立背景、作曲者であるラヴェルについてのことなど、MCの中でご紹介しています。
この曲の初演は1902年4月5日ですが、同日にもう1曲、ラヴェルの代表作が初演されています。
同じピアノ曲の、<水の戯れ>です。
このラヴェルの代表作として数えられる2曲は、実は共に創作初期の作品。
<亡き王女のためのパヴァーヌ>は、古典的な形式・和声に基づきながらも、ラヴェルならではの音楽語法が垣間見られます。<水の戯れ>は特に和声において、当時としては新たな方向性を追究した作品ともいえ、それぞれ方向性も少し違った2つの作品が同日に初演されたのも、面白い点ではと思います。
それでは、ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌはMC付きで、水の戯れは2月のリサイタルの演奏をお聴き下さい♪
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ラヴェル:水の戯れ